2008年06月13日

ベンツのブレーキはやはり普通じゃない!

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メルセデス・ベンツが、安全装備に関する興味深い研究結果を発表。

メルセデス・ベンツがこのたび発表したデータによると、
同社が採用する先進的なブレーキシステムにより、
追突事故を20%減らすことができるという。

同社は、“ディストロニックブレーキ・プラス”という技術や、
“ブレーキアシスト・プラス”という技術を2005年以降実用化している。
この技術により、追突事故が20%も減らせるという研究結果が出た。

発表によると、ドイツ国内で起きた16000件の事故分析を行った結果、
これらの技術により防げると判断されるケースは
全体の20%にあたる800件に及ぶという。

高速道路での事故については36%の事故を防げると判断できたという。

メルセデス・ベンツは、2005年にSクラスにレーダーを使用した
ディストロニックブレーキ・プラスを採用したのを皮切りに、
2006年にCLにも展開。
Sクラス全体の4割、CLクラスに至っては8割が搭載しているという。

メルセデスの高度な安全性を誇る同システムは、
残念な事に日本仕様には採用されていない。

理由は、同レーダーシステムが使用する24GHzのミリ波レーダーが
日本の電波法に抵触するため。

代替技術で高い安全性がより幅広く普及することを期待したい。



<用語集>

ディストロニックブレーキ・プラスとは
「レーダーによって前走車との車間距離を計測し、
 車間が狭まると自動的にブレーキをかけるシステム」

ブレーキアシスト・プラスとは
「緊急ブレーキの際にブレーキペダルを踏む力を増幅させるシステム」
posted by クルマ at 10:10 | TrackBack(0) | メルセデス・ベンツのニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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